CDEJ・医師・患者さんの声
CDEJ・医師・
患者さんの声
患者さんからの体験談や資格を取得してからの
CDEJの体験談をご紹介いたします。
看護師
CDEJとしての16年間で
得られたこと
CDEJとしての16年間で得られたこと
大橋 優美子
東京大学医学部附属病院(東京都)
第1回(平成12年度)CDEJ 取得
看護師
患者さん一人一人に
合わせた対応を
柴田 優里
石垣島徳洲会病院(沖縄県)
第16回(平成27年度)CDEJ 取得
管理栄養士
よりきめ細やかな
栄養指導が可能に
金森 恵佑
金沢医科大学病院(石川県)
第13回(平成24年度)CDEJ 取得
薬剤師
患者さんとより深い
コミュニケーションを
坂倉 圭一
東京医科大学病院(東京都)
第9回(平成20年度)CDEJ 取得
臨床検査技師
ComingSoon
理学療法士
患者さんに
オーダーメイドの指導を
患者さんにオーダーメイドの指導を
舘 友基
医療法人松徳会花の丘病院(三重県)
第15回(平成26年度)CDEJ 取得
各地:群馬県
LCDEを含めた
県内のネットワーク作り(群馬県)
小野沢 しのぶ
済生会前橋病院(群馬県)
第2回(平成13年度)CDEJ 取得
群馬県糖尿病療養指導士の会は2003年に群馬県糖尿病メディカルスタッフの会(通称グメスの会1990年設立)の分会として発足しました。
当初よりお互いの顔が見える関係を心がけ、その活動に賛同してくださった方の登録は100名を超えています。
当会は糖尿病に関わるスタッフ育成や他職種、多施設間の交流を図るための年間計画を組んで、「糖尿病療養指導のための講習会」、「CDEJフォーラム」、「症例検討会」などCDEJの単位認定の研修会を開催し、糖尿病療養指導のレベルアップに努めてまいりました。また、各施設で組織されている支援チームの活動内容を研修会や例会などで紹介してもらい、施設間の情報共有を図っています。
さらに、地域貢献として群馬県糖尿病協会の活動を支援し、糖尿病セミナーでの療養相談、地区ごとに行われている血糖無料相談会、1型糖尿病交流会のスタッフや協会の機関誌「ぐんとう」の編集委員を努めるなど、様々な場面でCDEJメンバーが活躍しています。
これからも超高齢社会に柔軟に対応するために、LCDEを含めた県内の糖尿病療養指導のネットワーク作りを牽引して行きたいと考えています。
各地:沖縄県
CDEJとの
「チーム医療」体制づくりと連携(沖縄県)
CDEJとの「チーム医療」体制づくりと連携(沖縄県)
仲里 幸康
ハートライフクリニック(沖縄県)
第2回(平成13年度)CDEJ 取得
現在、沖縄県の日本糖尿病療養指導士資格取得者数は261名となっています。沖縄県日本糖尿病療養指導士会(OCDEJ)は、平成14年に設立しました。今年で14年目を迎えます。
開催当初は、6施設間で事務局を1年任期の持ち回りで務めていました。輪番制を実施することで療養指導士への関心が深まり、人材育成の場、そして施設間の連携が広がるようになりました。しかし、時と共に事務局の人材確保等の運営上の問題をきたすようになり、事務局固定化を図ることを思案にいれ、平成24年度からは琉球大学附属病院に事務局を固定化することとなりました。その後は、事務局の機能が安定しています。
OCDEJの更新のための研修・講習会は、県外での開催が多く、海で隔てられている沖縄の医療者にとっては、経済的な負担の面から受講困難な状況にあります。県内での単位取得をするため、役員・世話人・糖尿病専門医の協力を得て、県内で各職種1群、2群の単位取得が可能な研修会・講習会を開催しています。研修会では参加者間での情報交換が深まり、活動が活発化しております。
研修会・講習会の内容は、スキルアップ研修として、県内外からの医師・コメディカルの講師をお招きして、講演会・実践研修会(フットケア研修会、高齢者疑似体験研修会、コーチング研修会等のグループワークを中心とした研修会)を年間3回~4回実施しています。また、OCDEJ会の情報誌として年間2回~3回の沖縄CDEJニュースを発行し、各職種の院内外での療養指導の活動状況を掲載した広報誌となっています。平成13年にはホームページを立ち上げて、会員OCDEJの皆さんが積極的に活動して頂くための情報基盤として活用しています。
平成25年4月に設立した沖縄県地域糖尿病療養指導士会(OCDEL)と共に協力し合うことで活動が活発化しています。
医師の声
全国各地で活躍するCDEJに期待
南 昌江
南昌江内科クリニック(福岡県)
当院は福岡市内にあります糖尿病専門のクリニックで、糖尿病専門医2名、看護師5名、管理栄養士3名、健康運動療法士2名(1名非常勤)、医療事務4名の16名のスタッフでチーム医療を行っています。看護師の5名、管理栄養士の2名はCDEJの資格を有しています。
患者さんの95%は糖尿病の方で、そのうち、約25%が1型糖尿病です。年齢層も幅広く、3~97歳までいらっしゃいます。糖尿病の医療は、目覚ましく変化・進歩してきており、我々医療者は、常に新しい知識と技術を身に付けなければいけません。罹病期間や合併症の程度、性格、社会環境、家族環境など、それぞれが異なる患者さん一人一人にあったケアが必要です。スタッフはどのような患者さんにも適切なアドバイスができるよう、日本糖尿病学会学術集会や療養指導学会などに参加し療養指導についての発表をしています。
その他、糖尿病教室や保健所の健康フェアー、ウォークラリー、ブロック講演会など患者、市民向けの行事にスタッフやボランティアとして参加し、血糖測定、栄養相談など担当しています。
糖尿病予防から診療まで、院内、院外と広い分野にわたってCDEJの活動は欠かせません。今後も全国各地でのCDEJの活躍を期待しています。
医師の声
CDEJへの期待
施設を飛び出し、地域に貢献
松久 宗英
徳島大学先端酵素学研究所糖尿病臨床・研究開発センター(徳島県)
徳島大学病院での糖尿病診療の中心メンバーは内分泌・代謝内科を構成する10名の糖尿病専門医と11名のCDEJです。なかでも、4名の看護師および5名の管理栄養士は、専門性を活かした療養指導に従事し、栄養指導、フットケア、透析予防などで大活躍しています。
透析導入患者が国内最多の徳島県ですので、その予防をめざし丁寧な症例検討に基づく重症化リスクへのチーム医療介入を行っています。また、アンチエイジング医療センターでは糖尿病検診を行い、内臓脂肪量、インスリン抵抗性、血管合併症の評価から、最近ではサルコペニアの診断も行い、病態に基づく療養指導を実践しています。
これからのCDEJに期待することは、積極的に地域に出ていき啓発活動や地域のCDEの人材育成にかかわっていただきたいと思います。我々も日本糖尿病協会及び医師会の活動を通じ、啓発イベントや徳島県糖尿病療養指導士の育成の機会を創り、CDEJの積極的参加を推進しています。施設を飛び出したCDEJの活動が可視化できるよう、我々も支援していきたいと思います。
患者さんの声
先生、CDEJ、軽い運動、食品交換表は
友達のような存在
先生、CDEJ、軽い運動、食品交換表は友達のような存在
K.Kさん
私は主治医の先生に聞くまでCDEJ認定機構を知りませんでしたが、機構のパンフレットを読んでみて大変良い組織だと思いました。
振り返ってみれば私は1型として25年間糖尿病生活を送っておりますが、大きな合併症の進展はなく、主治医の先生をはじめ栄養士さんや看護師さんがいつもそばにいてくれたからだと感謝しております。高血圧やタンパク尿を合併した私の食事療法は糖分だけでなく塩分制限もありとても大変ですが、頑張ることができているのは皆様の指導のお陰です。
病院への要望として、CDEJの方々といつでも気軽に相談できる糖尿病相談室があれば良いと思います。栄養士さんや看護師さんと直接顔を見ながらお話が出来ればとても楽しく勉強になると思います。
糖尿病の私にとって、「先生」、「CDEJ(特に栄養士さん)」、「軽い運動」、そして「食品交換表」は友達のような存在です。
患者さんの声
自分の価値観に合った生活を
日々満喫できています
Y.Tさん
私は、持病が多い。それでも68歳の今日現在も元気に暮らせるのは、現代医学の恩恵だと思っています。
特に私の糖尿病は1型であり、インスリンが必要ですが、これを自己注射する治療を受けており、病院に縛り付けられるような時間は最小限度です。
おかげで自分の価値観に合った生活を、あたかも健康人の様に日々満喫できています。これは慢性病の患者にとって、とてもありがたい医療体制です。
このような卓越した医療を支えてくれているCDEJの皆様方に深く感謝申し上げます。
患者さんの声
先生とCDEJの方々の
適切な処置、療養指導のおかげ
S.Tさん
私はインスリン注射に切り換えてから35年になる2型糖尿病患者です。平成28年7月で80歳になりました。病歴は糖尿病、狭心症「心臓にステントが5本」そして脳梗塞と四つの大病をして合計8回以上の入院をしました。
初期の頃は飲み薬でしたが、コントロールが難しく、先生の勧めでインスリン注射に切り換えて、平成18年頃から徐々に血糖値が下がって平成20年頃から手帳の数値に二重丸を戴き、最近は花丸を安定的にもらっています。
永年の闘病生活を経てきましたものの、今こうしてインスリン投薬のお世話になりながら、日常の生活を穏やかに、まずは不自由なく送ることができていますことは、ひとえに主治医の先生、そしてCDEJの方々の折々の適切な処置、療養指導のおかげと感謝しております。これからもご指導よろしくお願い致します。