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2025年02月18日

「第62回日本糖尿病学会関東甲信越地方会」2025年2月8日~9日開催

テーマ

「糖尿病医療者のダイバーシティ&インクルージョン:将来の展望」

会場:ライトキューブ宇都宮
シンポジウム5 「私たちのダイバーシティ」

座長(敬称略)

・藤本 啓 (東京慈恵会医科大学附属第三病院 糖尿病・代謝・内分泌内科)
・山本 恭子 (国家公務員共済組合連合会虎の門病院 栄養部)

演者(敬称略)と演題

1. 宇都宮 一典(CDEJ認定機構 理事長、慈生会野村病院 常勤顧問東京慈恵会医科大学名誉教授)
「多様化する糖尿病医療とCDEJ の役割」

宇都宮一典本機構理事長からは、「多様化する糖尿病医療とCDEJ の役割」というテーマで、糖尿病療養指導における現状と課題から、「CDEJの活動の場は、入院から外来に大きくシフトし、かかりつけ医やかかりつけ薬局、介護・在宅医療などを拠点に地域医療を担う存在となり得る」「保健・福祉・行政への提言も参画していく必要がある」「医師とタスクシェアできる技能が求められている」など、今後のCDEJが進むべき方向をお示しいただきました。

2. 佐藤 麻子(東京女子医科大学 臨床検査科 特任教授 女性医療人キャリア形成センター 女性医師・研究者支援部門長)

東京女子医科大学女性医療人キャリア形成センターで女性医師・研究者支援部長をされている佐藤医師は、女性医療人のさらなる飛躍を推進するためには、「育児・研究・リーダー育成・介護などに関する充実した支援体制」と「すでに活躍しているロールモデルがいること」が必要であると述べておられました。

本シンポジウムは、糖尿病医療者のダイバーシティとインクルージョンを考えるきっかけとなる内容でした。