※講師所属は、コース制作時点のものです。

糖尿病足病変の爪や皮膚のケア(基礎編 / 実践編)

鈴木 由加 (千葉県循環器病センター 看護部)
2021年09月公開
内容

糖尿病足病変の予防には、血糖コントロールに加え、日常的な足の健康管理「フットケア」が欠かせません。「足の観察と清潔を保つ」という基本的なフットケアの日々の実践が必要です。
▼足は他の皮膚とは異なる独特の構造をしており、人が立ったり歩いたり走ったりするとき、重要な役割を果たしています。運動療法の継続のためにも、フットケアが重要と言われるのはそのためです。しかし、糖尿病患者は神経障害と血流障害により、その構造が保たれず足病変を起こしやすい状況にあります。
▼今回、皮膚ケアのスペシャリストである鈴木先生から糖尿病足病変とそのケアについて解説していただきました。
【基礎編】
皮膚の構造と機能、足の皮膚と爪の特徴から、詳しくお話しいただきました。まずCDEJが理解し、患者に情報提供することによって、患者のセルフケア能力の向上が期待できます。
【実践編】
より具体的なケアの実際として、糖尿病足病変予防・重症化予防、静脈性下肢潰瘍とケアの他、症例について解説いただきました。
▼明日の療養指導につながるエッセンスがたくさん詰まったコースです。看護師だけでなく、理学療法士や管理栄養士、臨床検査技師、薬剤師の方々にも聴講していただきたいコースです。

講師略歴

鈴木 由加

千葉県循環器病センター 看護部
・2003年 皮膚・排泄ケア認定看護師(旧 WOC看護認定看護師)取得
・2017年 日本看護協会 特定行為研修受講(創傷モデル)
・2014年~千葉県循環器病センター 継続看護統括上席看護師長
・弾性ストッキング・コンダクター
・日本下肢救済・足病学会 認定師
・日本創傷・オストミー・失禁管理学会 評議員
・日本フットケア 足病医学会 評議員
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